BLENDERでスカルプテッドプリム:その2(帽子)

SALTYCANDY

2008年05月10日 02:42


ではでは、もう少しモデリングの練習をしたいと思います。

今度は、SLでよく見かける帽子を作りますヨ♪


次に使うテンプレートは、SPHERE(球)です。

テンプレを開き、EDITモード、表示はSOLIDにしてください。


  1. 作業領域を広くするために、イメージエディターのウインドウは、小さくしました。

    キーボードの「B」キーを押してから、下半球をドラッグして選択します。




  2. 「S」→「Z」→「N」→「0」キーをを順に押します。
    すると、先ほど選択した下半球が、Z軸(高さ)方向に揃いますので、位置が揃ったら、「ENTER」キーを押してください。



    ↑こんなん、なりましたか?


  3. 続けて「G」→「Z」を押して、高さ方向にのみ移動できるようにします。そのまま、上方へドラッグして、中央まで移動してください。




  4. さて、では、下半分のVERTEX(点)が選択されたまんまの状態で、続けて、帽子の『つば』を広げます。

    PROPOTIONALを「On」、オプションは、「Smooth Falloff」に設定してください。




  5. 「S」→「alt」+「Z」キーを順に押して、高さ軸以外の拡大縮小ができるようにします。



    再び、背景に白く出てきた円の大きさを、ページアップ、ページダウンキーで調整しながら、『つば』の部分を横に広げます。
    ちょうど良くなるまで、横方向にマウスドラッグしてください。



    斜め上から見ると、



    こうなっています。

    ちょっと、広げすぎました;
    「S」→「alt」+「Z」キーを押して、今度は内側にドラッグして調整します。



    ん~。こんなもんかな~~~?


  6. 一旦、「A」キーを押して、オブジェクトの選択を全解除します。


  7. 次に、『つば』を少し曲げたいと思います。
    左右対称に曲げます。
    設定してみましょう♪

    立方体のボタン「Limit Selection to visible」をONにします。
    PANELで「Editing」を選択、クリックします。
    すると、下のパネルメニュー項目が変わりますので、その中から「Mesh Tools 1」というタブを探します。
    端っこに隠れている場合もあります。んで、「X-axis mirror」というボタンをon。
    これで、Y軸対象に左右対称となるように変形できるようになります。



  8. 「B」キーを押して・・・の方法で、点や線を選択し、「G」キーを押してから斜め上へマウスドラッグ。
    すると『つば』が左右対称に、少しずつ持ち上がります。
    どれくらいスムーズに持ち上がるかは、ページアップ・ページダウンキーで範囲を調整。




  9. 先ほど設定した、「X-axis mirror」というボタンをoffにして、左右対称を切ったり、入れたり、拡大縮小したりしながら、編集して、自然な好みの形に編集してみてください。








さて~。
できました?

もしも、おかしな形になった方は、blenderのチュートリアルを確認していただき、オブジェクトの基点が、画面の軸の中心になっているかどうかや、VERTEXの選択のしかたが間違っていないかなど確認してみてください。
ここでは、そのあたりには、細かく触れません。(すみません。きりがなくなるので・・・)

これを応用していけば、ベレー帽なんかも作れますね。

形が出来上がったら、先ほどのグラスと同じ手順で、オブジェクトモードにして、「BAKE」して、、、と、テクスチャを書き出してください。
後の手順は同じです。



テクスチャを保存して、SLまたはプレビューアで形状の確認をどうぞ。
スカルプテッドプリム